まほろば無人工房

DTMに関係あることとか無いこととかを書き留めた何か

MIDI検定を受験したお話

 

去年の夏ごろ、ふと

DTMの技能を社会的に承認されたい」

などと考え始めました。

実際の実力が大したことないのでMIDI検定のライセンサーになって威厳を保とうとしたわけですね…。

 

MIDI検定の概要

 さて、MIDI検定を初めて受ける場合は、まず3級を受けることになります。もう一つ上の階級は2級1次ですが、これを受けるには3級のライセンスカードが必要となります。ただし、この3級と2級1次は同一の試験日程であり、この2つを同時に受験することも可能なようです。

 私の場合は欲張らずに3級だけを受験することにしました。(3級の受験料は3,240円に対して2級1次は5,400円なので金銭的な問題でもあった…)

 

MIDI検定には教科書があります。それがこれ。

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 なんだかかっこいいですね。筆記試験はこの中からしか出題されないのでこれ一冊で事足ります。3級と2級1次では出題範囲が異なるので公式サイトでチェックしておきましょう。

MIDI検定公式サイト:http://www.midilicense.com/

 

  私もこれを入手してまずざっと読みましたが、非常に幅広い内容であることが印象的です。名前こそMIDI検定ですが、その実態はDAW検定、打ち込み検定といった感じです。MIDIに関することはもちろん、打ち込み周りの事柄や音楽の歴史までの多岐にわたる内容が収録されています。浅く広くといった感じで、各方面への入門となっているようです。

 

対策

 上のガイドブックは興味深い内容もあり、ぜひしっかり読んでDTMに生かしたいところではあります。ただ、検定に合格することを考えれば、これをまんべんなく読み込むのはあまり効率的ではないように感じます。それより公式サイトにも置いてある過去問を解いてみるのがよさそうです。ある程度精通している方なら初見でも満点近く取れるかもしれません。何年分か解くと傾向が掴めますし、何より意外と同じ問題が繰り返し出題されていることがわかります。トーマス・エジソンが1877年に発明したものは蓄音機!ですよ!メチャクチャ出るので覚えましょう!

 

会場へ

 去年は12月4日が受験日で、私は大阪まではるばる京都から出向きました。MIDI検定の会場は全国の各主要都市にあるのですが、私の住む京都はありませんでしたね…何故かいな…。会場は普通の小さめの会議室といった感じでした。男女比は男性:女性=2:1といったところでしょうか。20代から4,50代の方まで幅広くいらっしゃったようです。学校の受験などと比べると幾分フランクな雰囲気でした…。

 

結果

 受験からおよそ2週間後に公式サイトに合格者番号が発表されます。正直ほとんど一夜(もしてないくらい)漬けでしたが、過去問は解いていたので何とかなるでしょ…何とかなりました。この試験はそれでも合格率60~70%ということなので、全くの対策ゼロでは厳しいかもしれない?まあでも少し対策すればイケます。

 で、上のほうに書きましたが3級を合格するとMIDI検定3級のライセンスカードがもらえます。1月下旬の忘れたころに届きました。

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 どうですか?かっこいい( )でしょ?ちなみに成績も一緒に送付されるのですが、私は96点(100点満点)でした。

 

 

  MIDI検定に合格したら将来が有利に…なんてことは微塵もないようです。(ただし最低限これくらいは持っとくべき的なノリの業界もあるらしい?)ましてや3級では…。悲しい。自己満足といえば自己満足ですがDTMに生かせることも沢山ある(はずです)し、なんとなくモチベーションになります。DTMの自信を取り戻したい、そんなあなたにMIDI検定。今年は2級を受験してみようかと思います。