まほろば無人工房

DTMに関係あることとか無いこととかを書き留めた何か

モニタースピーカーを導入してDTMを快適に

 

 私は散財欲が激しく、1か月に1度はポチって諭吉単位で飛ばしたくなります。先月は

「モニタースピーカーないとDTMやる気でない。モニタースピーカーさえあれば何でも作れる気がする。」

という状態に陥りました。

 

モニタースピーカーいろいろ

 DTMのためにスピーカーを用意するならやはりモニタースピーカーです。モニタースピーカーとは、なるべく原音を忠実に再現するように設計されたスピーカーのことで、よくそこらへんで売っているイヤホンなどの「重低音!」みたいな謳い文句は決してついてきません。オーオタの一部は原音で聞くのが一番!てなことで好んでモニタースピーカーを使う方もいらっしゃる(?)ようですが、一般的には音楽観賞用ではないといわれています。

 というわけで、モニタースピーカーを入手すべくいろいろと調べてみました。低価格(数万円)でそこそこの性能のモニタースピーカーとなると、ある程度相場が決まっていて、私の個人的な見解では次の2つがよさそうかと。

1.  YAMAHA MSP3

 非常に有名なモニタースピーカーの1つですね。メーカー自体が誰でも知ってるあのYAMAHAですから安心感があります(?)。大きな特徴は前面にトーンとボリュームのツマミがあることでしょうか。いじりやすくて良いですね。

 

2.  FOSTEX PM0.4n

 こちらもかなり有名です。ただ、そこまでスピーカーに詳しくない方だと、FOSTEXって何者?という感じではないでしょうか?お恥ずかしながら私がそうだったので…。

 

選考のポイント

 モニタースピーカー選びのポイントは、細かい点まで上げるとそれこそキリがないのですが、私が考えたポイントは次です。

 1.見た目

 2.出力方式

 3.出力、接続方式、周波数特性etc.

こんな順番。2の出力方式はツイーターとウーファーに分かれている2way方式がいいかなと。3については上にあげたような価格帯で、かつスタジオとかでなく普通の家で使うので大体のものが十分な機能です。ただ、私としてはオーディオインターフェースにフォーンプラグ(シールド)で挿して使いたかったのでそれには対応しているようにと。大抵大丈夫ですが一部対応していないものもあるみたいです。

さてさて、すみませんが結局重要なのは

見た目

ですねやっぱり。プロでもなければDTMするにはやる気が必要条件じゃないですか。私が思うに音源などのソフトと違ってデスク周りのハードのほうが日常的に目につくので、ハードのやる気を喚起する役割はかなり大きいのではと。MIDIキーボードにしてもその基準で選んでしまいましたねw。↓

amool.hatenablog.com

 で各結局私はFOSTEX PM0.4nを選びました。YAMAHAのものと違ってこっちはウーファーがむき出しなんですね。この感じが私の琴線にグッと触れまして・・・まあただの好みです。

 

導入

  散財欲がどうのこうのとか言いながら中古を買いました。設置してみましたがやっぱりかっこいいですねー。DTMやってる感が出ます。肝心の音ですがめっちゃ良いですよ。エモいです。まあ私は500円のスピーカーとディスプレイ備え付けのスピーカーでしか聞いたことなかったのでだいぶ評価は甘いですが。ヘッドフォンとかで聞くより気持ちいいですね。モニタースピーカーは観賞用には向かないといわれますが個人的には全然ありかなと。カラオケとかにあるBOSEの低音がブーストされまくった音より素直で好きですね。

 余談ですが、ミキシングでもこもことこもった感じを何とか取ってヌケを良くしようと悪戦苦闘した経験はありませんか?かつては重低音ブースト最高とか思っていましたが、この経験をしてからは、なんで折角取ったとこを戻そうとするんだ…と感じるようになりました。こんなこともあるのでモニタースピーカーはとても合っているのかなと。でも低音が聞こえないわけではないです。しっかり聞こえますし、EDM等のキックなんかはそれなりに主張してくれます。

 もう一つ付け加えですが、しばしばスピーカーの左右のケーブルの長さはそろえたほうがいいなどという話を聞きます。ただ、私は1mと3mのケーブルでつなぎました。聴いた感じですが、正直特に問題ないんじゃないかなぁと…。全く違和感はないです。私としてはむしろ、長さを揃えたがためにケーブルが余って取り回しが面倒になるほうがデメリットなのではと思います。ケーブルは短いほうが安いし。

 

 

 モニターヘッドフォンやMIDIキーボード、オーディオインターフェースなどいろんなハードを買ってきましたが、正直モニタースピーカーは見た目的にも機能的にも費用対効果が一番高いと感じました。まだスピーカーの類を持っていない方はぜひ購入してみてください。ちょっと感動しますよー。